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最終更新  2004年05月11日

◆レイヤー◆
◆乗算(Multiply)◆


◆乗算・・・下のレイヤーのRGB値に上のレイヤーのRGB値の割合を乗じます。合成で出来た結果色は必ず暗くなります。シャドーマップと同じ合成方法です。レイヤーの不透明度が100%なら、フィルタとほぼ同じ結果になります。

★レイヤーの不透明度による変化が「フィルタ」による合成よりも大きく、不透明度に応じて下のレイヤーの色も見えてくるので、体感的に扱いやすい合成方法です。

★近似値での算出方法(推定)を一応挙げます。(不透明度100%で)フィルタと同じですが少し詳しく・・・

RGB値で・・・
上のレイヤー・・R値204、G値255、B値0
下のレイヤー・・R値51、G値153、B値153

計算式・・・
R値・・・204×51÷255=40.8≒41
G値・・・255×153÷255=153
B値・・・0×153÷255=0

結果・・・RGB値(41,153,0)

実際の結果・・・
ペインター・・・RGB値(40,152,0)
Photoshop・・・RGB値(41,153,0)

(Photoshopの乗算ではほぼこの計算式が当てはまりますが、ペインターでは1小さく(暗く)なります)

★コミックなどの線画と色を別レイヤーにしたい場合に最も適しています。

★合成方法「フィルタ」よりも不透明度に応じて下のレイヤーがスムーズに見えてくるため、塗り潰し手法のブラシを乗算レイヤーに使用しても自然な合成になります。不透明度を30%など低くしても、ブラシのストロークのエッジ(輪郭)が目立ちません。

★ペインター6時代からずっと放置され続けている、有名な「乗算バグ」があります。真っ白なレイヤーでも重ねていくうちにドンドン暗くなってしまうと言うもので、乗算レイヤーを重ねていく時は注意が必要です。詳しくは次の項目をご覧下さい。


★Photoshopの「乗算」にはこのような現象は起きません。ちなみにペインターで真っ白い乗算レイヤーを数十枚重ねると、結構グレーになりますが、これをPhotoshop形式で保存して、Photoshopから開くと・・・どうなるでしょうか?・・・・・・・・・答え:真っ白に戻ります。

★不透明度100%で、赤・青・緑のレイヤーの上に、それぞれ明度を変えて赤・緑・青のレイヤーを重ねました。(左図)


★特徴としては、同じ色の場合、明度が高くても(明るくても)真っ赤・真っ青・・・になってしまう点です。

★上のレイヤーの色と下のレイヤーの色が入れ替わっても同じ結果になります。
これは、例えば、線画レイヤーを乗算にして色塗りレイヤーをデフォルトにした場合と、線画レイヤーをデフォルトにして色塗りレイヤーを乗算にした場合が同じ結果になる、という事です。(上に重ねるレイヤーの方を乗算にします)

★赤と青とか違う色どうしだと徐々に暗くなって、100%どうしでほぼ真っ黒になります。2色だけで真っ黒になるという事です。

★乗算やフィルタの合成の場合、3色で黒というより2色だけで黒になると考えておいた方が良さそうです。
★レイヤーの不透明度100%で3色重ねると、左図の様になります。(フィルタと同じです)
◆今度は、上のレイヤーの不透明度を0〜100%で変化させてRGB各色で合成しました。(左図)

★上の明度による変化の図と全く同じになっています。

★明度であろうと不透明度であろうと、見た目とほぼ同じ様に暗くなる合成になるので比較的使いやすいのだと思います。

★フィルタと比較すると、違いが良く分かります。


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