|
★ひとことで言うと、ペインターは、パソコンで絵を描くことを第一のテーマにしたソフトウェアです。

★3Dと2D
パソコン上で絵を描くソフトウェアには、大まかに分けて3Dつまり立体的に絵が描けるソフトと、2Dつまり平面的に絵が描けるソフトの2種類に分けられます。
★3Dソフトと2Dソフトの違い
3Dソフトは、パソコン内部で立体を擬似的に計算して、その表面に色や模様を貼り付けたりすることが出来ます。2Dソフトではそもそも平面に線や色を書いていくという、従来の絵画的な描き方で描くソフトです。3Dソフトはそれなりに立体的な表現をするための知識というか、独自の操作法を知らないといけませんが、2Dソフトは描くだけなら油絵や水彩を描くのと同じで、ただ筆の変わりにマウスかタブレットペン使うかの違いくらい・・・と考えても差し支えないと思います。
★ペインターは2Dグラフィックスソフト
ペインターは後者の方、つまり平面的に絵を描くためのソフトです。コンピューターで描く絵の事をCG(コンピューター・グラフィックスの略)と言ったりしますが、これらを3DCGとか2DCGとも呼びます。もっともペインターには平面を立体的に見せる機能も沢山付いています。
★ドロー系とペイント系
2DCGのソフトウェアの中でも、また大別して、ドロー系のソフトとペイント系のソフトに大別されます。ドロー系というのは線や平面の情報等を座標による計算式の状態のデータにするものです。この系統のソフトウェアでは、画面を拡大、縮小しても画質が劣化しないのが特徴です。印刷用紙を大きくしても画像が荒れてしまうと言うことはありません。また、ペイント系のソフトウェアよりもデータ量を比較的軽くできます。しかし、四角とか円のような、幾何学的な図形を描くのに向いていて、実際の絵画とは少々異質の絵になります。イラストとかポスター、等に比較的向いています。この系統のソフトウェアにはアドビ社のイラストレーター、マクロメディア社のフリーハンド、コーレル社のドロー、クリーチャーハウス社のエクスプレッション、ソースネクスト社のDrawgraphic(2004/4/16発売)等があります。また、主にホームページ用の画像製作に開発されたものですが、マクロメディア社のフラッシュやファイヤーワークス等もこの系統に近いです。また、設計図等を描くために使われるソフトもドロー系のソフトです。
★ペインターはペイント系ソフト
ペインターは、ドロー系ではなく、ペイント系のソフトウェアに属しています。ペイント系というのは、画像の情報を画面上の小さな点(ドット)の集合と見てデータにしています。そのため、画像が大きくなればなるほど点の数も増えるので、データも大きくなります。また、ペイント系のソフトで絵を描くと、それを拡大したときに画質が劣化してしまう、という性質があります。A4用に描いた絵を後からA3に拡大しようとしてもあまりうまく行きません。しかし、ドロー系のソフトでは出来ないような実際の絵画と非常に近い繊細なタッチで描いたりする事が出来ます。こちらもイラストやホームページ用の画像等に利用されています。ペインターはペイント系のソフトウェアではありますが、ドロー系のデータも扱える機能が付いています。シェイプと言うのがそれで、フォトショップでも採用されています。ドロー専用のソフトよりも簡易的なものですが、使いこなせれば、ペイントとドロー両方の特徴を同時に使えるため、非常に強力です。
★ペインターの魅力
ペンターの魅力は、なんと言ってもそのブラシ表現の豊かさです。類似ソフトが多い中、ペインターでないと出来ないブラシがあるのです。他のソフトでは味わえない描き味のブラシが豊富にそろっています。また、カスタマイズ機能も豊富で、テクスチャ・パターンなど、まるで全ての画材を押し込んだような贅沢なソフトになっています。
★その他のペイント系ソフトウェア
CGを描くためのペイント系のソフトウェアでは、アドビ社のフォトショップとコーレル社のペインターが有名です。ジャックス社のペイントショップ・プロ(後にコーレル社が買収しました)やソースネクスト社のPaintGraphic などもペイント系のソフトです。また、変わり種というか子供専用?(しかし大人にも十分楽しめる)のキッド・ピクスというソフトもあります。(筆に効果音が付くので、使うと結構病みつきになります。キッド・ピクスを自在にカスタマイズ可能にしたのがペインターという感じでもあります)
★フォトショップとペインター
CGを描くためのソフトウェアとしては、フォトショップとペインターはよく比較されます。フォトショップは写真などの画像編集とDTP(机上出版)の分野ではシェア・評価ともに最も高いソフトウェアです。ただし、もともと画像編集+DTPの機能を中心としているため、絵を描く事については、ペインターほど機能は豊富ではありません。それでもCGの世界で最も使われているソフトであるというのは、画像編集・DTP機能がいかに優れているかを示すものだと思います。ペインターは、もとから絵を描くための専用ソフトとして開発されています。画像編集・DTPについては、フォトショップほど機能があるわけではありません。画像編集ソフトとしても使えますが、フォトショップに比べると見劣りしますし、DTPについてもかなり限定された機能しかありません。しかしながら、絵を描くための機能については、類似のソフトウェアが無いほど充実した機能を誇ります。
★ペインターを作っている会社と販売・サポート先
2005年3月1日より、コーレル株式会社(2004年12月設立:本社はカナダにあります)が販売・サポートを行う事になります。
★ペインタークラッシック、ペインターエッセンシャル
ペインターには簡易版として、ペインター・クラッシックやペインターエッセンシャルという製品もあります。
ペインター・クラッシックには、2種類あり、バージョン1.0と2.0というのがあります。また、1.0にも開発会社が変わった関係でメタクリエィション版とコーレル版とがありますが、同じ物です。こちらはペインター5をベースに作られたものです。2.0にもコーレル版とプロクリエイト版がありますが、同じ物で、ペインター7をベースに作られたものです。ペインターエッセンシャルはペインター8をベースにして作られ、Photoshopのような操作画面になっています。機能的にはクラッシック1が最も豊富でしたが、2からエッセンシャルへと移るにつれ、徐々に機能が削られてしまいました。しかしそれなりにペインター8の雰囲気はある程度味わえるものだと思われます。また、ペインタークラッシック1.0は最近のOSでは動かない場合もあります。2004年7月23日、ペインターエッセンシャル2が発売。
2005年11月11日、ペインターエッセンシャル3発売。2007年11月9日、ペインターエッセンシャル4発売。
★タブレットは必需品
ペインターにはマウスで絵を描く「マウス・ブラシ」という筆も何種類かありますが、基本的には、タブレットという、ペンタイプの入力機器で描くのが便利です。
★日本語版では、ペインター10(])が最新版
日本ではぺインター10(])が2007年4月13日発売。最新版は10.1。
英語版のぺインター10は既に2007年2月10日に発売されています。
2005年3月4日、ペインター9日本語版が発売されました。
ペインター9(\)英語版は既に2004年10月18日に発売されていて、日本語化に約半年かかりました。
★過去のペインター
2003年4月28日、ペインター8英語版が発売されました。 日本語版は2003年7月7日に発売されました。
ペインター8のバグフィックスを中心とした、8.1英語版修正版が、2003年11月1日に公開されました。
日本語版の8.1修正版は2004年2月18日に公開されました。
|